2015年09月01日

34. 木魂(こだま)神社 〜北海道小樽市〜

前回の記事で書いた、小樽の住吉神社
その参道の途中にある手水舎あたりから左に抜ける道に木魂神社はあります。

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この道の途中、右側に静かに木々に囲まれて木魂神社が佇んでいます。


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『住吉神社』

所在地  小樽市住ノ江2丁目5番1号
主祭神  大山祇神(おおやまつみのかみ)
     屋船久々奴遅神(やふねくくぬちのみこと)
     草野之姫命(かやのひめのみこと)
鳥居   明神鳥居
拝殿   神明造

【由緒】
小樽木材協会が昭和八年 塩谷丸山下に植林地として十三町八反余の土地を購入、数年間 植林地を実施したのに遡る。昭和十一年秋 同地内に山之神建立の目的を以って社殿を造営、伐採植林の神と併せて故伊藤 良三氏より寄進された木彫りの大山祇神を合祀 社合を木魂神社と称した。その後 昭和十六年 最上町 千秋八幡に奉遷されましたが、昭和四十年四月 火災に遭遇 移転造営の余儀無きに至り松ヶ枝町 金刀比羅大本院境内に 遷座されました。その間 小樽木材業界発展に貢献された三百七拾余柱の物故者を合祀。毎年九月 例大祭と併せて慰霊祭を執り行って参りました。平成元年四月 住吉神社の御厚意により同境内への遷座が許され、木魂神社奉賛会会員を始め、物故者御遺族ほか関係各位の御寄進により同年八月十八日 新造営なった社殿への遷座祭を同年度の物故十八柱と併せて執り行いました。


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大山祇神は山の神様、屋船久々奴遅神は伐採の神様、草野之姫命は植林の神様。
港町小樽には海に関する神様だけではなく、緑を守ってくれる神様もちゃんと祀られているのですひらめき
意外な感じがするけど、海の後ろはすぐに山。
人間や動物たちが生きていくためには水や海の恵み以外にも、もちろん山や木々を始めとする山の恵みも必要ですもんね

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神社の名前になっている<こだま(木魂または木霊)>とは即ち樹木の精霊のことです。
その名に納得してしまうほどの、優しい穏やかな雰囲気を纏った空気感。
ここに来た瞬間に特別な雰囲気に包まれました
住吉神社のような華やかさは一切なくて、サイズもこじんまり。
だけど、とても神聖な感じかして、ずっとその場に居たい感覚になります

地面には木の花が散って白い絨毯のように

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何の木なのかなexclamation&question

この空間だけ見ていると宮崎映画の中に紛れ込んだような感覚にもなります

あの『もののけ姫』のコダマや『となりのトトロ』のまっくろくろすけがどこかに隠れてるんじゃないかと・・・

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拝殿から参道の眺め


如何ですかexclamation&question
大きく派手な神社もいいけど、個人的には人が少ないこういった神社の方が気持ちが落ち着くような感覚がして好きです
特にこの木魂神社は本当に居心地が良く精霊が安らいでる感じがします
住吉神社は知ってて参拝していても、ここの存在に気づいてない方も恐らくいると思うので、住吉神社に参拝の際は是非立ち寄ってみてください

何か良いことあるかもねexclamation
posted by RYO at 06:06| 北海道 ☔| Comment(2) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月20日

33. 住吉神社 〜北海道小樽市〜

暫くご無沙汰しておりましたあせあせ(飛び散る汗)
あっという間に札幌の夏は終わりかけ・・・

2ヶ月以上も放置気味だったこの神社ブログですが、その間にアチコチ遠征しておりました。

まずは札幌のお隣、小樽編exclamation
清々しい空気感が漂う小樽市の総鎮守のこちらからるんるん


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『住吉神社』

所在地  小樽市住ノ江2丁目5番1号
主祭神  底筒男神(そこつつのおのかみ)
     中筒男神(なかつつのおのかみ)
     表筒男神(うわつつのおのかみ)
     息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)=神功皇后(じんぐうこうごう)
社格等  旧県社
例祭   7月15日
鳥居   明神鳥居
拝殿   住吉造

【由緒】
元治元年(1864)、箱館八幡宮神主菊池重賢より「ヲタルナイ」「タカシマ」両場所の総鎮守として、住吉大神を勧請すべく箱館奉行所に出願し、寺社奉行所掛合済みの上、慶応元年6月ヲタルナイ運上屋の最寄りの地へ勧請奉祀することを許された。慶応2年、本陣付近に適当な社地の下付方を願い出、幕府はヲタルナイ役所詰の幕吏に命じて小樽港へ入港する諸船に賦役して本陣下の渚汀の埋め立てを行い、社地を造成することとした。しかし明治維新の改革により社地造成は途中で中止となったため、山ノ上町厳島社に仮奉祀することとし、明治元年御神体は社人加藤右京に護られて箱館を発向し、同年8月3日到着、御鎮座祭ならびに「ヲタルナイ」「タカシマ」両場所の静謐記念祭を執行した。同4年厳島社から量徳町28番地に移転、明治8年郷社に列格し、小樽の発展に伴い祭礼は逐年盛大に執行された。同14年の火災直後量徳町道路改正に際し現在地に転地を許可された。従来墨江神社と称していたが明治25年1月住吉神社と改称した。明治31年6月境内地の増加と社殿の改築の許可を得て、翌32年造営がなった。明治39年11月県社に昇格、昭和30年神社本庁別表神社に指定され、同46年7月鎮座百年を記念して社殿を改築した。



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国道を走ると立派な鳥居が現れます。
何度も通っているのに今まで気がつかなかった
外観だけでもその荘厳さが伝わります。

一の鳥居で一礼して参道を歩きます。

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北海道神宮も参道が長く素晴らしいですが、ここも両脇を木に囲まれた長〜い参道です。

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風化した狛犬さん


歩き進んで行くうちに心が静まっていきます

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最初の階段を上がると二の鳥居です。

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二の鳥居

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二の鳥居から参道を振り返る


ここでやっと社務所が現れます。

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元々本殿だったのかなexclamation&question
造りが大阪の住吉大社そのものひらめき

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尋ねればよかった・・・

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社務所のから参道を挟んで向かい側、塀の外は駐車場になっているので遠方から車でいらっしゃっても大丈夫です

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更に進みます。

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三の鳥居を登りきると左手に手水舎が現れます。

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青銅の龍がいいですね

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この右手奥へ行くととても居心地の良い『木魂神社』があります
それは次の記事で詳しく

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三の鳥居を過ぎたところから参道を振り返る


階段ファイナルを上がると・・・

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ドーーン
と朱塗りの立派なお社出現

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本殿向かって右

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本殿向かって左

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本殿側の狛犬さん

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「せたけ石」なんてのもありました

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立派な祭壇
中では地元の方と思われるご婦人と子供たちが何かやっていました。
7月上旬に訪れたので、恐らく例大祭の準備だと思いますひらめき

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拝殿から参道の眺め


小樽は港町。
住吉神社の御祭神の住吉大神(三柱)は海の神様です。
この高台から小樽の街をいつも見守ってくれているんですね

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posted by RYO at 01:58| 北海道 ☔| Comment(2) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月11日

32. 藻岩山神社・藻岩観音奥の院 〜札幌市南区〜

更新がなかなかできていませんが、行楽シーズン到来
この季節の札幌は新緑が眩しくて登山などもする方も多いのではないでしょうか

今回は札幌近郊にある山、藻岩山に足を運んできました

藻岩山(もいわやま)は、北海道札幌市南区にある標高531mの山で、札幌の中心から南西、南南西にあり、展望台とスキー場によって札幌市民と観光客の行楽地となっています。
アイヌ語で「インカルシペ」(いつも上って見張りをするところ)と呼ばれていて、この山はアイヌ民族にとっての聖地とされています。
山腹にはカムイシュネ(神の灯火)が灯るさまが眺められたそうです。(今はないのかな?)
山鳴りがするときは天然痘の流行の兆しとして警戒し、本当に疱瘡の流行が始まればこの山に逃げ込み、神の加護を願いました。
しかし明治時代、入植した和人達は「モイワ」(小さな岩山)と呼ばれていた隣の小山とインカルシペを取り違え、インカルシペを藻岩山、モイワを円山(北海道神宮がある)と呼び習わし、やがて誤解されたまま地名として定着してしまったそうです。

山頂展望台からは石狩平野、そして石狩湾までを一望することができ、まさしく”見張り”にふさわしい景色
夜には札幌市街の夜景がとても綺麗に見られます
北東斜面に1921年(大正10年)3月3日に北海道で最初の天然記念物に指定されたシナノキ、ミズナラ、シラカバなどの広葉樹が生い茂る藻岩原始林があります

山麓には、日本山妙法寺の藤井日達の発願により、1961年(昭和36年)に太平洋戦争の犠牲者の冥福と世界・日本の平和を祈る目的で建てられた白い仏舎利塔(通称:平和の塔、正式名称:札幌平和塔)があります。
中にはインドのネール首相から贈られた仏舎利が安置されています。
平和を祈願して、お釈迦様のお骨が入っているんですねぇ

山頂には登山道のほか、北側からロープウェイともーりすカー(ミニケーブルカー)の乗り継ぎか、南側から藻岩山観光自動車道(冬季休業)で中腹まで至り、もーりすカー(ミニケーブルカー)に乗り換えて行くことができます。
この藻岩山観光自動車道を上がったところの駐車場の横に藻岩山神社はあります。


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『藻岩山神社』

所在地  札幌市南区藻岩山
主祭神  伏見稲荷大神(ふしみいなりたいじん)
     ウルの神様(うるのかみさま)
     レルヒの神様(れるひのかみさま)
     ブランデージの神様(ぶらんでーじのかみさま)
社格等  不明
鳥居   なし
拝殿   流造

【由緒】
札幌市民の父なる藻岩山は古くからスキーのメツカとして親しまれて来ました。明治45年3月30日、オーストリアの軍人のレルヒ中佐からスキー術を学んだ札幌市民が藻岩山からレルヒ直伝の一本板によるスキー登山を決行したのが札幌における山スキー発祥と伝えられています。この由緒来歴に基づき、当地における氏神[伏見稲荷大神]スキーの神[ウルの神様]藻岩山縁の[レルヒの神様]札幌冬季オリンピック開催の恩人[ブランデージの神様]を鎮座しています。


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今回は藻岩山観光自動車道を利用して途中まで車で上がり、そこから山頂までは登山しました。
と言っても険しくはないし15〜20分ぐらいで到着できます

駐車場にある建物の横にこじんまりと藻岩山神社はあります。
以前は鳥居もあったようですが今はありません。

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拝殿の中にはスキーの神様とされるウルの神様の額などもありましたが暗くて綺麗に撮れませんでしたたらーっ(汗)

ここからは登山道。
急だけどすぐ山頂に着く山道と緩やかだけど多少時間がかかる山道の2つのルートがあります。
せっかくなので緑を感じながらユックリルートで・・・

途中の長めが既に絶景

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山の上だからこそ出逢える植物もたくさんありました

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木々を撮ったらぼんやりと青い光
精霊さんでしょうかexclamation&question

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山頂到着exclamation×2
絶景ですexclamation×2

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ここに『藻岩観音奥の院』が建てられています。

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通称、六角堂と言いますが、正式には浄土観音寺藻岩観音奥之院といいます。
明治34年(1901年)、新善光寺二代目住職が藻岩山に三十三観音を安置され、山麓に観音堂、山頂に一坪の石堂を建立。
石堂は、その後頂上付近に移設され昭和48年(1973年)、石堂を六角堂として再建されました。
平成4年(1992年)、山開き大祭108回の記念の年に本格的建築として落慶。
旧石堂にあった石像は水かけ観音として堂の傍らにあります。

お堂の中を撮ってみたらオーブのようなものが映りました
真ん中に大きくボンヤリと。
見えますか?

そして眼下には札幌市街。

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一周ぐる〜っと。
札幌市街の反対側には綺麗な山脈

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太陽のパワフルなエネルギーを全身に受けてると自然と一体になったような気持ちになります
ここから景色を眺めてると神様の気持ちも少しはわかるかも

せっかくなのでサンセットを待とうと、山頂に立っているレストラン、『JEWEL(ジュエル)』でお茶することにしたんですが、藻岩山に訪れた際は是非このレストランをオススメします

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店内からの景色もとても素敵で、夜景はまた違った表情を堪能できます
山の頂上から下に広がる景色を眺めながらホッと一息、癒しの時間を過ごす事ができます。

また、店内の内装も素敵で落ち着いた雰囲気と、「これはプロだな〜」と思わせられる接客サービスに上質さを感じます

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カフェオレとクリームブリュレをオーダーしましたが、お品物にも丁寧さが感じられます

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この甜菜糖のパッケージが可愛いexclamation

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そしてこのクリームブリュレですが、甜菜糖を使っていて、とっても美味しい
無添加が大好きな私としてはとても嬉しい気遣いです
カラメルとのバランスも素晴らしい

夜はコース料理もあるので夜景を見ながらユックリしたい
天井がドームになっていて、陽が落ちてからの時間はそこに映像が映される仕組みになっていて、色んな仕掛けも施されているので、是非一度行ってみてください

夕暮れ時、また外に出てみると・・・

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これまた素晴らしい景色exclamation×2

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神様達はどんな想いで広いようで狭いこの街を見つめているのかな
つまらないことで張り合ったり、争ったり、僻んだり、妬んだり、相手を陥れたり・・・
そんなことよりも自分磨きをして、幸せや笑顔を与えるような人の方が神様は好きだろうな。
神様だけじゃなく、人間も動物もそういう人が好き。
愛される能力も必要かもしれないけど、愛する能力も必要。
最近はよくそういうことを思う関わりが多いです。
自分だけ良く思われたい、注目されたい、その為に他人に悪意を向ける・・・
そういう人は結局誰かに心から理解され愛されることもないし、心から人を理解し愛することもできない。

こうやって山頂から神様は全てを見ていて、当然のごとく人も側で見ている。

神様に愛されようと思う事は、人を愛することなんじゃないかな
この景色のように、広い視野で、器で。
posted by RYO at 14:26| 北海道 ☔| Comment(0) | 神社 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする